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【開催終了】中山間地域の学びや体験を拡張するICT活用とは
2021.1.23 SAT 10:30 - 12:00

【開催終了】中山間地域の学びや体験を拡張するICT活用とは

一人一台デバイスが持てる様になったいま、日本のどこにいても世界中とつながれる時代になりました。ICTの活用により、学校の規模の制約を乗り越え、多様な仲間やロールモデルに出会い、豊かな学びの機会拡張していくことはできるのでしょうか?多方面の有識者の実践から、中山間地域のこれからの学びの可能性を探ります。

Masaki Otani

大谷真樹

インフィニティ国際学院 学院長、あしたの寺子屋創造プラットフォーム 幹事長

1961年、青森県八戸市生まれ。学習院大学経済学部卒業。NEC勤務を経て、株式会社インフォプラント(現 株式会社マクロミル)を創業。2001年に起業家のアカデミー賞といわれる『アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー・スタートアップ部門優秀賞』を受賞。2008年に八戸大学客員教授、2010年に八戸大学・八戸短期大学総合研究所所長教授、2011年に八戸大学学長補佐、2012年から2018年3月まで八戸学院大学学長を務めた。社会人講座「起業家養成講座」の主任講師も務め、数多くの起業家を輩出している。2019年ミネルバ大学の高校版とも言えるインフィニティ国際学院を開校し、10年後の世界を変えるリーダー育成に注力している。全国の過疎地にオンラインとリアルのハイブリッド型寺子屋を1000ヶ所ネットワークする「あしたの寺子屋創造プラットフォーム」幹事長も務める。

Takeshi Nakajima

中島 武

一般財団法人クラスジャパン教育機構 理事長、株式会社クラスジャパン学園 代表取締役社長

複数の通信制高校の運営・設立に関わる中で、形にとらわれない通信制高校の制度にICTを活用することにより構築できる新しい学びのカタチが不登校や既存の学校制度に合わない子供たちの潜在的な可能性を引き出すことを確信する。2016年4月に、IT企業ドワンゴ・大手出版社カドカワと共に、新しい通信制高校として「ネットの高校・N高等学校」の設立準備段階から発起人として参画。日本中の高校生の学びの選択肢、多様性を圧倒的に広げることに貢献した。

また、多くの子供達、保護者、教員と直に関わる中で、義務教育段階の多様な特性を持つ児童生徒の進路に悩む保護者の多さと切実さへの対応が不足していることに問題意識を感じ、現状の義務教育制度の中で可能な解決手法として一般財団法人クラスジャパン教育機構を立ち上げ、全国の地方自治体との連携「クラスジャパンプロジェクト」を開始する。さらに、プロジェクト進行の加速のため、小中学校との直接連携によるネットスクール「クラスジャパン小中学園」を2019年7月1日開校し、特性を抱える小中学生の新しい自立型の学びのカタチを推進している。

現在、2020年経済産業省実証事業「未来の教室」OJaCプロジェクトとして17自治体と連携した活動を実施中。

Masahiro Usami

宇佐美 昌博

栄村立栄小学校 教諭

長野県公立学校教員として30年目。2016年度より,現職。2018年度から2年間,長野県教育委員会の指定した中山間地域リーディング・スクールのコーディネート教員として,新たな学びについて考えてきた。栄村立栄小学校と飯山市立東小学校(連携校)を兼務し,両校の先生方と共に,異年齢集団の学び,自分のペースで進める学び,情報通信技術(ICT)を積極的に活用する学びについて,実践を重ねる。今年度は,4年生を担任し,県境に存する県下7校を結び,リモート交流・学習を行う「すみっこくらぶ」を運営している。

 現任校の栄村立栄小学校は,2020年11月,時事通信社第35回教育奨励賞優秀賞を受賞。ICTを活用したグループ学習の遠隔合同授業の実践を積み重ね,近隣の学校だけではなく,長野県南部の学校とも連携し,ミニ・ビブリオバトル(書評合戦)を開催するなど,児童が主体的で積極的に学習する態度を育成している取組が評価された。

Hiroshi Yoda

依田 大志

株式会社アソビズム 長野ブランチ 未来工作ゼミ プロジェクトリーダー

長野県内でソフトウェアエンジニアとして勤務ののち、株式会社アソビズムの教育プロジェクト未来工作ゼミの講師に就任。プログラミングの博士として未来工作ゼミの子供向けメイカースペース「プレイ&クラフト」や各地の学校の出張授業でプログラミングを教える。

Yasutomo Sanui

讃井 康智

ライフイズテック株式会社 取締役 最高教育戦略責任者(CESO)

東京大学教育学部卒業後、リンクアンドモチベーションで勤務後、東京大学教育学研究科にて博士課程まで在籍。教育政策・学習科学が専門。学習科学の世界的権威、故三宅なほみ東大名誉教授に師事し、全国の学校・教委での協調的・創造的な学びづくりを支援。

2010年にライフイズテックを創業。中高生向けプログラミング教育を累計約5万人に届け、世界2位の規模まで成長。ディズニーとコラボした「テクノロジア魔法学校」や学校向けの「ライフイズテックレッスン」などオンライン教材も提供。NewsPicksプロピッカー(教育領域)も務める。